

詳しい日は忘れてしまったけど、三ヶ月か四ヶ月前まで、「葬式に出るつもりはない」
なんて強がりを言っていたが、去年の末に病院に担ぎ込まれて後一回も見舞いに行かないでいるうちに、恨み辛みもどこかへ行ってしまったらしい。
人並みに移ろい易いものなのか、それともそもそも飽きっぽいだけなのかは分からない。
ネットサーフィン中、村の中央病院から来た電話に出たのが俺だったせいか、
ほんの気紛れに「たまには行ってみようか」ぐらいに思ったに過ぎない。
16時3分、臨終の際に立ち合えたとは、過去の自分からすれば正直意外なことだった。
気付いた時にはもうグリッドで描かれた波形が明らかに直線に近付いて行っていて、表示されている数値はとっくの昔に一桁だった。
先に着いていた祖母から、俺が到着する前に、看護士の方々が相応の処置を施してくれていたと聞いたけど、その現場を見れなかったのは、惜しい気もするし、そうでもないのかもしれない。よくわからない。
ともかく、忙しくなりそうだ。職場のY班長に電話をかけるのは、もう少し後にしたい。
posted by TRBRCHDM at 17:54|
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日記