大腸の内視鏡検査を受けて来た。
この検査は入念な下準備の必要があり、検査前日の食事に制限が課される。
低残渣食と呼ばれるもので、朝・昼・夕までの一日間がその対象となる。
夕食は午後九時前までに済ませる。
ただし、水分の制限はない。
水分は検査当日の朝8時頃までは自由に摂れ、お茶・紅茶・コーヒー(砂糖入りも可)
ジュースなどが適切のようだ。ただし牛乳、ミルクは不可とされた。
低残渣食として推奨されたものは以下の通り。
■粥・パン・うどん・じゃがいも・豆腐・たら・カレイ・鯛・フルーツ缶詰
皮なし鶏肉・ヨーグルト・野菜ジュース
一品料理として推奨される献立が、
■煮浸し(少量の野菜)・牛肉のしゃぶしゃぶ(もも、ひれ)・茶碗蒸しムニエル
ゼリー・ピカタ・焼き魚・おでん(卵、ちくわ、大根)・かきたま汁
ささみのチーズはさみ焼き・煮奴・フルーツサラダ(缶詰使用)・凍り豆腐含め煮
なお、適さない食品として挙げられたものが以下。
■玄米・ラーメン・コーンフレーク・豆類・海藻類・きのこ・こんにゃく・さつまいも
山芋・セロリ・ごぼう・れんこん・山菜・竹の子・パイナップル・プラム
油脂類(バター、マヨネーズ、油、ごま油、マーガリン)・アルコール飲料・香辛料
検査食を、俺の前日の献立を一例として挙げると、
朝食:ヨーグルト、マーマレード
昼食:素うどん
夕食:ご飯、焼きさんま、大根おろし
となる。
本題となる検査当日の事だが、
まず大腸に残る便を排泄するため、病院で下剤を渡される。
マグコロールという名の薬品で、ちょうど洗剤の詰め替えパックのような形をした、透明なビニールの袋に入った大量の液体だ。
量としては1800mlほどで、10分おきに200mlずつ飲むことになっている。
肝心の味だが、これは完璧にそこいらのスポーツ飲料と同じだった。
アクエリアスとかポカリスエットみたいなあんな連中のとそっくり。思えば色も濁った半透明色で、そこで気付かなかった俺も大概だと感じる。
飲み始めてから40分ほどで便意が来て、お手洗いと下剤の前を数往復すること二時間。
最後は殆ど残滓物は無くなっていたが、これは後になって分かった事だがまだまだ腸内には僅かな残滓物と、大量の下剤らしき液体が残っていた。
検査本番。腸を弛緩させるための筋肉注射を行い、下着を検査着に穿き替える。
この病院の検査室内部はこんな感じ。

いざ内視鏡を肛門から挿入するのだが、やっぱりちょっとだけ痛かった…
内視鏡を入れている間は常に空気が入り込み、また内視鏡からもガスを噴出するので、たいへんお腹が張る。常におならで排気していないとすぐに苦しくなった。肛門からもさらさらの下剤が常に排出されているので、お尻の辺りが濡れててあまり気分のいいものでもない。
腹腔の中で内視鏡らしきチューブがごりごり進んでいる感じは四六時中受けていたが、まぁ我慢できないほどの苦痛ではなかった。著しい違和感を感じる時はあったが、殆どの場合その前に医師が予告をしてくれるので、突発的な痛みに襲われるような事はまず無い。
で、ほんの10分か15分ほどで検査終了。

大腸の…どこと言ってたかな。小腸のすぐ出口だった筈だが、そこいら辺がやはり若干ながら、炎症を起こしているらしかった。
自分の目でも見たが、やはりと言うか、赤黒い毛細血管が膨張していて、見た目にも痛々しいものだった。そこいら辺の細胞をとりあえずサンプルとして採取したらしく、二週間後にまたその検査の結果を聞きに来いとのこと。
posted by TRBRCHDM at 18:16|
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