読んだ本の数:4冊
読んだページ数:980ページ
ナイス数:35ナイス

居並ぶ少年少女(という歳でもないのか…)たちがなんかもう頭の回転早すぎて困惑と共に感心。度胸も胆力も根性も据わっているし、これが貴族というか王族というか、一国を背負って立つ人間の力強さなんだなあ、と感服します。たまにこうやって人間集団の理想像を描く漫画を読むと、荒んでいた心神が頗る浄化されまして「俺も頑張ってみっかぁ」てな気分にさせられます。休日に軽く摂る心の栄養剤みたいなもんですね。ラジ王子良い奴過ぎてわりと真剣にお友達になりたいよ。
読了日:1月4日 著者:あきづき空太

あー若い子がやる事やってんなぁ、といった感の巻。眺めていて砂を吐きそうになりつつ、このくすぐったい風景を眇めていられるのも後どれほどの事やら…等々無闇に心配になっていますが、作風として物語に急転直下は無さそうですね。このままじわじわゆるーくまったり少女漫画して行って欲しいものです!押忍!でもまあ、ポニテの美少年がデストロイしちゃった所は普通に泣きましたけれど…
読了日:1月4日 著者:あきづき空太

放射能の話題の多い巻でした。だいぶ昔は主人公であるゴルゴが前面に立ってストーリーを進めていましたが、最近はそういった雰囲気がいつしか薄れ、世界のさまざまな悪意、問題、困難こそが主題であり、ゴルゴはあくまでも傍観者的な立ち位置に居るお話が多くなったような気がしますね。
読了日:1月7日 著者:さいとうたかを

劇画の巨匠、さいとうたかをの筆力によって、江戸時代の警察署長(?)の稀代の生き様を書き切った池波正太郎の物語を、この現代にありありと甦らせた不朽の名作。どれだけ不条理だったであろう過去の時代の司法・警察と、江戸に生きる人々の底知れぬ情念を、清濁併せ呑んだ筆致によって寂然とした世界観に仕立てている。
読了日:1月7日 著者:さいとうたかを,池波正太郎,大原久澄
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