R-TYPE TACTICS2 -Operation BITTER CHOCOLATE- 番外編No.21 文明の跡?
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■超攻撃的文明(ちょうこうげきてきぶんめい)
とにかく全てにおいて攻撃的な文明。この文明に睨まれて
滅びなかった文明はないとされる。以下に具体的な特徴をあげる。
・未知のものに対して、まずは攻撃の準備を行う
・物を開発させると、いつの間にか兵器になっている
・拾い物を兵器にするのが得意である
・文明内のゴタゴタは、とりあえず戦争で解決する
・あまりに攻撃的なので、作った人工知能が片っ端から誤作動を起こす
・関わると危険なので、宇宙の守護者も余裕で無視
・でも、放置し過ぎるとわけの分からない兵器を繰り出すの要注意
・また、追い詰めると、わけの分からない兵器を繰り出すので要注意
・別に追い詰めなくても、わけの分からない兵器を繰り出すので要注意
・基本的に反省することはない
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我々は、ある星に降下した。眼下には高い文明を持った、多数の知的生命体が住んでいたであろう都市の廃墟が広がっている。ただ、今は誰も住んでいないようだ。既に表面からは数多の草花が芽吹き、すべてが風化しつつある建造物が立ち並ぶ巨大都市。……何者かに侵略を受けたのだろうか……。
茫洋と思考を巡らせている間にも、以前に遭遇した超攻撃的文明の艦隊が、その威容を現した。
どうやらこの星は、彼らのテリトリーのようだ。私は、彼らの圧倒的な武装と排他的な態度を見ていると、彼らが極めて傲慢な存在に思えて仕方がないのだ。
このステージでの敵艦隊における主力戦闘機は、究極互換機ラスト・ダンサーが26ユニット。機体の防御力、火力、運動性に優れた厄介な敵だが、主に亜空間戦術で攻めてくる。ここに付け入る隙が生まれる。この多大な航空戦力さえ排除できれば、後に控えるマーナガルム級四隻も、最後の軍事基地跡で待ち構える、純白の巨体を夕陽に輝かせたニヴルヘイム級主力宇宙戦艦も恐るるに足らずである。マップが広大なので、ラスト・ダンサーに処理に梃子摺れば容易に時間制限が迫る。限られた時間の中、亜空間に潜む敵機をいかに効率よく狩れるかが、このミッションの成否に掛かってくる。
■艦隊編成
まず間違いなく、生命要塞ベルメイト本体は必須、それも二隻は揃えておきたい。初期配置ヘックスの都合上、三隻を出撃させることも可能だが、これは全くお奨めしない。それならば旗艦として暴走戦艦コンバイラを一隻置くほうがよほど戦力として心強くなる。こうなると、確かにヘックスは余っているが、輸送生命体ノーザリーは出撃させるべきではない。脚が遅く、2ヘックスを占有するノーザリーは交通渋滞を誘発し易く、後半戦では俊敏な進軍を要求されるこのミッションでは不適だ。
また、ベルメイト本体の相方として、亜空間ソナーUを備える生物型武装機ジータもやはり必要。ただし、これは一機で十分。戦闘機としての主力は、やはりゲインズU。これは五機を揃える。ミスティ・レディとミスト・フォース達もバイド軍の戦力として常連ながら、ここではミスト・フォースのジャミングが効果を発揮し、逆にミスティ・レディは前線に出す必要性は少ない。Uロッチ・ミサイル隊も同様に、最初から戦力の充実が図れるこのミッションでは鹵獲の必要性が少なく、またやはり、殆どの敵を亜空間の中で仕留める事になるため、鹵獲のチャンスはほぼない。ただし射程2〜3の誘導ミサイルを持つ小回りの利く要撃兵器として、痒い所に手の届く存在は有難い。一部隊で十分だが、逆に言うとその一部隊だけでも手元に置いておくと便利だ。基本的に亜空間バスターの乱舞するこの戦場において、自軍から亜空間機を出すのは自殺行為にも等しいが、要は敵主力の全滅まで亜空間に潜行させなければよい。その後は普通に偵察機として動けるので、マッド・フォレスト隊とアイビー・フォースのコンビも活躍のチャンスは見込める。ただしこれらも、数を揃えたところで意味はなく、各一部隊ずつでいいだろう。装備弾数の少ない亜空間バスター、また亜空間ソナーUを安心して撃ちまくるためには、補給機の存在は絶対に必要である。腐れPOWアーマーを二機、腐れ工作機を一機を揃えれば、途中の補給に不自由はしない筈だ。余談だが、個人的な趣味でクロー・フォースなしのクロー・クローを投入もしている。
■作戦序盤
初期配置ヘックスのすぐ直下にある、海に突き刺さった巨大建造物の残骸を越えると、水上攻撃艦ラーン級が先鋒として控えている。ベルメイト本体を動かせばすぐに索敵範囲に入るので、二隻目の衝撃波と、あとは何回かのフォースシュートや、ゲインズUの陽電子砲で容易く撃沈できるだろう。ここで痛手を蒙っているようでは行き先は暗い。返す刀でアンチェインド・サイレンスを撃墜し、水上とビル群の合間の空間を利用して、急いで陣形を整える。理想の形は、最前線にベルメイト本体を二隻、上下に展開し、その背後中央にジータを控えさせる。あとはラストダンサー隊に自陣の後方への進入を許さぬよう、マップの上下に壁を作るようにみっちりとユニットを配せば、最低限の陣形は完成である。ベルメイトとジータの直近に補給機と工作機を控えさせるのも重要だが、これはまだ急がなくてもよい。
■作戦中盤
敵亜空間部隊を迎撃する基本手順としては、まずジータの亜空間ソナーUで亜空間に潜む敵部隊の位置を確認。発見して敵機影に少しでも触れてしまえば、自軍のユニットは行動をキャンセルさせられてしまう上に、出現したラストダンサーによる手痛い打撃を受けることになる。ベルメイト本体は絶対にその場を動かさず、亜空間バスターのみを放つように。ラストダンサー隊と付属フォースがたったの一撃で半壊するほどのダメージを広範囲に渡って散布し続ければ、15ターンもしない内に敵の航空戦力は壊滅していることだろう。ジータの亜空間ソナーUを放っても亜空間ユニットを探知できなくなれば、ベルメイト本体内から出撃させたフォース部隊、あるいは戦闘機部隊を前衛に進軍を開始する。ただ、途中で何機かの残存ラスト・ダンサー隊、あるいはアンチェインド・サイレンスと出くわすだろうが、数の暴力で押し潰せば何の事はない。ビル群上空を抜け、ちょうど四本目のビル上空付近でマーナガルム級宇宙巡航艦と出くわす。艦首波動砲の威力は脅威ながら、ジャミングで隠しておいた部隊を突撃させれば問題なくチャージキャンセルが可能。マーナガルム級は公園上空から、旧軍事基地の管制塔跡に渡って次々と、計四隻も出現するものの、ゲインズUの陽電子砲や、あるいはベルメイトの衝撃波で波状攻撃を仕掛ければ問題無く殲滅できる。
公園の上空、管制塔跡付近にこのマップのトレジャー『高速機動システム』が配置されている。
■作戦終盤
軍事基地跡に聳え立つ管制塔跡を越えてすぐに、ニヴルヘイム級主力宇宙戦艦が待ち構えている。まずは管制塔跡付近でミスト・フォース部隊による大規模ジャミング地帯を作り上げたあと、腐れPOWアーマーのデコイをマップ上方から接近させる。ニヴルヘイム級の位置を確認した後は、ミスト・フォース部隊を漸進させつつ、チャージの完了したゲインズU、あるいはクロー・クローなどを管制塔の壁面を直下に滑り降りさせる。これらの打撃部隊は勿論のこと、ミスト・フォースにより隠蔽させる。ニヴルヘイム級は非常に装甲が厚く、チャージ武器の3〜4連発は平気で耐え抜かれる。ここまで来るに当たり、進軍にはかなりのターン数を消費しているだろうので、最後のあと一押しが足りなければ、ベルメイトの衝撃波やUロッチのミサイルを含め、被害を恐れずに全ユニットを使った総攻撃で幕を降ろしたい。
最短クリアターン数は27ターン。ニヴルヘイムに出遭った時が既に25ターンだったので焦ったが、なりふり構わない総攻撃で2ターン撃沈。それでもなんとか、被撃墜ユニットは皆無だった。
2010年04月02日
R-TYPE TACTICS2攻略 番外編No.21 文明の跡?
posted by TRBRCHDM at 20:59| Comment(2)
| R-TYPE TACTICS2 攻略
非常に強力な攻撃本能に支配され、
他文明が所有する兵器の制御を奪ったり、生態系を破壊して原住生物を異常な形態へと進化させたり、
ありとあらゆる空間で様々な形態を取りながら進出し、制御不能になった兵器を放り出してその兵器が暴走、拡大を繰り返し−
あれ?これって…
随分と昔の記事なので、文章力やら情報やらがアレでちょっと恥ずかしいくらいのものなのですが、面白いコメントをありがとうございました!
なかなか理解の早い方で助かりますが、勘のいい方でもありますね。
この文明の成れの果てについては、ゲーム中で言及こそされておりませんが、彼らは新たなる何者かへと進化する途中の段階だったのかもしれません。
いずれにせよ真実、未来は永遠に闇の中ですが、そうした深淵的な恐怖こそR-TYPEシリーズの魅力の一つでもありますよね。