2010年10月28日

20101028 カルネージハート エクサ 初回プレイの感想

CARNAGE HEART EXA

台湾出身の主人公、シュー・チーリン(許志玲。野暮ったい地味めな格好の工科学系女子大学生)は、ある日、学生生活支援プログラムから一つのアルバイトを紹介される。
業務内容は家庭教師。ロボットの行動プログラムについて学ばせてほしいというものだった。
あまりにも条件の良すぎる採用内容に当惑しつつも、指定された依頼人の住所に向かう。
依頼人とは、どこか軍人じみた無骨な雰囲気を纏う、半身の不自由な資産家の青年であった。
青年は、無人機動兵器『OKE』――人が搭乗しないことで機体の性能を限界まで引き出し、驚異的な運動能力と戦闘能力を発揮する兵器――のプログラミングについて学びたいと所望した。
戸惑いを隠せない主人公は「OKEのプログラムは簡潔で整理されており、取り扱いやすいが、応用が利かず、汎用性に劣る。まずは基礎的で応用の利く一般的なプログラミングから学んではどうか。」と主張するが、青年は何故かそれを頑なに拒否するのだった。

今回のカルネージハートエクサでは操縦型のOKEも使用できるのだが、あるカラクリというか、一種の仕様があり、そのキーコンフィグは取扱説明書には掲載されておらず、ゲーム途中のチュートリアルで初めて説明される。
そこで、ここにキー操作方法の一部を掲載したい。

Lボタン:左平行移動
Rボタン:右平行移動
○ボタン:格闘動作
十字キー右:右旋回
十字キー左:左旋回
十字キー上:前進
十字キー下:後退

この段階ではアーマードコアと極めて似通った操作形態が設定されている。
操縦型OKEを使用する際にはプログラミング画面にて、操作キー把握用のボタン状態取得チップを置き、どのようなボタンが押されたかを判断、次にボタンに対応した行動を取らせるための条件分岐チップを置き、更にその先に、実際にOKEに行動をさせる動作チップを割り当てなければならない。
1.まずボタン状態取得チップを設置。操縦者によってどのようなボタンが押されたかを判断、情報を取得する。

2.プログラムにボタンの状態を理解させたら、その先に条件分岐チップを設置。例えば『十字キー上を押した場合に分岐』。

3.動作チップにて『機体に前進行動を命令』。
といった流れとなる。このような形式で操縦型OKEのプログラムを組み上げてゆくようだ。

ちなみに最初に使用できるチーリン製プリセットOKEは、バランス重視型の二脚OKE『アグリオス』。タヌキを模したカラーリングとエンブレムが何ともファンシーだ。
装備武器は左腕の格闘ロッドのみであり、この機体にはまだジャンプ動作は設定されていない。

初日に30分ほどプレイしてみたが、なるほど分かりやすい。俺自身のカルネージハート経験は、EZとゼウス、ゼウス2くらいしか無いものの、過去のシリーズと比べると雲泥の差を覚えた。
予約特典だったカルネージハートシリーズのベスト盤サウンドトラック『鋼鉄のしらべ』には、ゼウスU至高の名曲『Wild boar tree』が収録。この一曲だけでもこのサントラを手に入れる価値はある。
それにしても、OKEのデザインが何だかとても垢抜けたものになっていて、嬉しいやら寂しいやら。どう贔屓目に見てもダサかった、昔のOKEの持つ一種の愛嬌が無くなってしまったのは、時代の流れか。
今回は機体のパーツが普通にショップで購入できるようで、EZとか初代シリーズの愛すべきイライラ感も失われてしまった。初代とかEZなんて本当に素晴らしかった。パーツを購入するには、まず最初に企業から「新兵器開発開始」の告示を受けて、クレジットを山ほど融資して(この場で投資をケチると企業連中から酷い目に遭う。わざと開発を遅らされたり、敵陣営に新兵器を優先供給されたり。)何ターンも掛けて開発が完了したら、出来上がった設計図面を大枚叩いて改めて購入して、設計画面で機体に新兵器を搭載して、湯水のように金をかけて工場を整備し実際にOKEを生産して、そこまでしてやっと新パーツが戦場に持ちこめるといった体たらく。あの頃は本当に何もかも酷くて素晴らしかった。つまらない昔話です。
主人公の雇い主であり、教育相手である下半身麻痺の青年がおっかなくて素敵。ぜひこの人がラスボスであって欲しいなぁ。

最初の印象はかなり上々。だいぶまろやかなゲームになった今回のカルネージハートにはとても期待しております。
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