武装二にはアルゴンビームガンをゼロ発搭載。武装一にのみショットガンを積み込み、軽量化とプログラムの簡略化に努めている。
CPUはSP−36Lを使用。車両型はそもそも機動の選択肢が制限されるため、逆に言うと単純なプログラムでも十分に戦力を発揮できる。アングリフは特にその傾向が強いようで、突撃と射撃を繰り返すプログラムだけで組むと6×6に収まるほどチップを節約可能。
標準装甲は100mmを備え、追加装甲には耐徹甲装甲、F12ショットシェルを120発搭載し、更にオプションとしてシールド発生装置を二基も備えたハードウェアはかなり重量が嵩んでおり、正直に言うと重量過多状態で戦闘を開始するが、そもそもアングリフは前進速度が非常に速いので、多少程度機動力に悪影響が出た所でその高速走行能力に陰りはなく、戦闘に悪影響を及ぼす程でもないのであった。
■動画一戦目 バトルアリーナ:月面探査部隊
ビームガンとグレネードを撒き散らしながら、月面上を縦横無尽に飛び回る月影が相手。月面という特殊な戦場で闘うため、二脚型や多脚型のジャンプ距離、あるいは被弾時の吹き飛び距離が極めて長くなる。一見して正攻法の戦闘は不可能に思えるが、車両型やホバー型であればほぼ全く問題なく通常の性能を発揮できる。また、一度跳ばれると一気に距離を離されるので、地雷を選ぶならデススフィアは避けた方が良いだろう。接近した途端に攻撃判定を発生させる爆発物として、カラカラ等が無難。
■動画二戦目 バトルアリーナ:スニーキーフライヤー
なかなか素敵なカラーリングをしたフライドたちが出現。とにかく大量のデススフィアが脅威だが、逆に言えばそれしか有効打のない敵。防御火器で地雷を処理しているとフライド自体を倒す火力に不足しがちなので、やられる前にやるのが一番。アングリフほどの前進速度があれば、デススフィアの追尾をある程度振り切ることができる。
■動画三戦目 バトルアリーナ:リベリオン
草原に突如現れたバッタの軍団。ビームの高速連射を得意とする三機のグラスホッパーを撃破する。とりあえず突撃が無難。接近さえすればデススフィアを撒くしか取り柄の無いザコと化すので、各個撃破を狙う。ジャンプの高度こそ高いが動きはまるで鈍重なので、ショットガンであれば相性が良く戦える。
■動画四戦目 テスト戦闘:アラクネー(自律型オリジナル機)
アングリフはとにかく、高い機動力を活かすこと。敵陣にいち早く突っ込み、敵の狙いを撹乱するのが身上の機体である。敵の懐に潜り込みさえすれば、鈍重なカノン砲台やら手数の薄い格闘機ぐらいは難なく撃破できる。
問題は非常に分厚い装甲と圧倒的な火力を揮い、正面から殴り合うタイプの車両型で、ロケットの飽和火力やらレールガンやらで攻め込まれたら幾らなんでも分が悪い。ここら辺は相性の悪さとして諦める他にないかもしれないが、何か起死回生のアイデアがないか探している最中である。大事な事を一つ書き忘れたが、このアングリフはそもそも弟がプログラミングした機体である。
2010年12月30日
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