
昼間の写真で見る外観は随分とこざっぱりとした、あるいは悪く言えば地味目な装いだが、ここの夜のライトアップはなかなか綺麗なのでお奨めである。出入り口を覆うプラタナスの木が暑さを和らげてくれています。


落ち着いた内装。天井の低さがまたワクワクする。ワクワクとは違うか。何故かこうした小ぢんまりとした内装に惹かれるのは不思議だが、本能的に胎内回帰を感じているのだろうか。閑話休題。二人の上品そうなご婦人が迎えてくれて、下手に若いウェイトレスさんを使うよりなんだかとても素敵である。勿論女子高生バイトも捨て難いのだが、そういうのは主にファミレス等々で堪能すべき趣向だと思うのだ。
折角なので日替わりランチメニューを注文する。この日のランチは“チキンのトマトソース煮とエビフライ”¥900と平均的な値段設定だが、ソフトドリンクが標準で付属することを考えると割安かもしれないな。

エビフライの皿にはタルタルソースが添えられている。ただし左上、ご飯茶碗の上の調味料は醤油であり、ソースはテーブル備え付けの調味料置きに並んでいるので間違えないこと。
タルタルソースを絡めたエビフライがご飯を進ませるのは当然のこと、旬のトマトをよく煮込み、スパイスを利かせたトマトソースとチキンは夏のおかずとしてとても素晴らしい。キャベツのシャキシャキ感、瓜の漬物の仄かな塩味もまた格別だった。余談だが、道路を挟んだ『かわぎし』の向かい側には野菜の農家直売所が開かれている。茨城の内陸部では是非野菜の美味しさを体感して貰いたいと思う。
ドリンクはオレンジジュースを注文したが、これは単品だと300円取られる代物。夏の暑さに任せて暫く放置していると、氷の融けた水分とオレンジジュースが別れ、コップの中の最上部に水の層を作る。オレンジジュースの質を図るには最も貧乏臭い方法だが、この店はかなり良質なオレンジジュースを出してくれていた事が判った。
地元の穴場っつうか、たまに駐車場が満杯になってんだけどありゃ何が起こっているのだろう。
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営業時間:午前11時30分〜午後2時30分 午後5時〜午後9時 土曜のみ午後8時まで
定休日:毎週日曜日