
キャンペーンモードで金を注ぎ込んで作り上げた機体はオンライン対戦では使用不可能なため、序盤の段階ではこんな感じの虚弱機体を使わねばならない。
結論から言いまして、先程近場のゲームショップに売却して参りました。
購入から三日程度遊ばせて頂いたものですが、買い取り金額は三千円でした。
そこら辺の中学生に脚本を書かせたようなお粗末なストーリーのキャンペーンモードはともかく、とりあえずオンラインモードがそこそこ遊べればそれで良いやと妥協して、本日初めてオンラインに繋げて見た所、自分の認識の甘さを思い知らされ、真実このゲームに絶望致しました。
まず、キャンペーンモードで使用していた機体はオンラインモードでは使えません。それどころか、パーツ群も一切持ち越されません。オンラインモードではまず、特定の役割に特化して、基本的な武器とパーツによりプリセットを組まれた数種類の機体か、フロストまたはギザシリーズのパーツ群と、ほか最初期の武装のみ組む事を許されたカスタマイズ機が存在します。初期状態の一等兵は、これら非常に貧弱な機体のみ与えられます。カスタマイズ機にはミサイルの選択肢さえもありません。ランクマッチに出撃し、敵を撃破しながら戦闘を重ねることによってポイントを貯め、徐々に階級を上げる事により少しずつ武装やパーツ、あるいはスキルの幅が広がり、より強力な機体が組めるという仕組みです。また、ランクマッチは階級によるマッチングなどは全く無く、強力な機体を持つ高位階級のプレイヤーと、まっ更から始めた低位階級のプレイヤーがまるっきりゴッチャにして対戦を強いられます。つまり、超強力なカスタム機を駆る廃人プレイヤーと、まるっきり初期装備ヴァンツァー使用のプレイヤーがサドンデスやらデスマッチやらの同一フィールドに投げ込まれ、ガチで戦う事になるのです。
まぁ結果は火を見るより明らかで、階級の低い=貧弱な機体を操る方のプレイヤーは、ワンゲームに二十回か三十回は余裕で粉砕されます。バズーカやミサイル等の高火力武器を豊富に持つプレイヤーに狙われれば、下手すると接敵後2〜3秒で破壊されるので、まるでまともな戦闘にはなりません。こちらの攻撃が命中しても、初期に支給されている武器は火力が著しく低く、また高級機の装甲は非常に高いレベルにあるため、ミサイルやマシンガンが例え纏めて命中したとしても、体力ゲージの数ドットが減るか減らないかという有様。しかもこのゲームは、自機の装甲値(ライフ)は基本的に自動回復のため、実質的にダメージはほぼゼロという体たらくです。どうやって勝てと仰るのでしょうか。それでも勝たなければまともな武器が手に入らないのですから、何度も何度もサルのように繰り返しプレイして、ほんの僅かな幸運を積み重ねねばならないのです。
「新規プレイヤーは廃人どものエサになって殺されまくって下さい」と言わんばかりのこのゲーム。被虐にこそ快感を覚える甚大なマゾヒストであればお奨めできますが、貴重な人生の一部を浪費してまで熱心にプレイをする意義があるかどうかは甚だ疑問です。廃人プレイヤー連中による「俺TSUEEE!!!」のダシされる行為に至上の喜びを覚える献身的なマゾヒストの方がいらっしゃいましたら、そういった方には是非ともお奨めできるゲームだと思いました。

プレイ時間3時間44分程度でもう嫌になりました。階級は上等兵2。
こんな正真正銘のクソゲーにちょっとでも期待を持った俺が愚か者だった。
本当にガッカリした。
ちなみに、この文章とほぼ同じものをAmazonのレビューに送付しています。